皆さんはレインウェア(防水ウェア)をお持ちですか?
レインウェアは1着持っていると本当に便利です!
登山などのアウトドア・スポーツ以外にも、通勤や通学で使っている方も多いのでは?

一言で防水ウェアと言っても、コンビニで手軽に買える透明なビニール製のものから厳冬期の高所登山で使用するハイエンドモデルまで種類は様々です。
市場にはものすごい数のウェアが販売されているので、

どれを選んでいいのか、、わからなーーーい!!
という相談をよくもらいます。
でも、安心して下さい。
簡単なポイントさえ理解できれば、自分の用途に合ったレインウェアを選ぶことが出来ます。
今日はレインウェアについて、わかりやすく解説記事を書いていきます。



この記事を読んでもらえれば
こんな事が理解できるはずです!
- レインウェアの正しい選び方が理解できます。
- 2層や3層といった生地の種類について違いが理解できます。
- レインウェアの洗濯方法が理解出来て、自宅で洗濯できるようになります。
ぜひ最後まで読んでいって下さい。
レインウェアの正しい選び方
各メーカーのHPでレインウェアを調べていると、値段に大きく差があることに気付くはずです。



この値段の違いって、一体何なの!?
HPの写真を見てもよくわからないから、わざわざ店舗で実製品を見てみたけど‥‥‥種類が多すぎ。
実際に試着したけど、それでも違いがよくわからないよ! という方もきっと多いですよね。



大丈夫です!
わかりやすく解説していきます。
使用目的はなんですか?
さっそくですが、あなたはどんなときに使うレインウェアを探していますか?
あなたの希望する使用目的を考えてみて下さい。
- アウトドア・スポーツでの雨対策として使用
- 通勤や通学での雨対策として使用
- 音楽フェスでの雨対策として使用
- 普段着用として使用
上記した以外にも様々なニーズがあると思います。
同じようにレインウェアにもそれぞれの用途に合わせた製品があるため、自分の用途が何なのか?
先ずはこれを考えて、用途にあった最適なウェアを選ぶ事が非常に重要です。



一般的にはこんな違いがあるよ!
クライミング用途でデザインされた製品


袖が長く立体裁断が多用されたデザイン、ヘルメットに対応した大きなフードが付いてる
ポケットはハーネスに干渉しない高めの位置についている。
トレッキングや登山用途でデザインされた製品


カラーも多く値段も比較的抑えめ、フードは小さめでヘルメット未対応のデザインが多い。
通勤や通学用途にデザインされた製品


カラーは黒やグレーが多く、裾からスーツが出ないようにコートタイプのデザインが主流。
フードは取り外し可能で、スーツを傷付けないようベルクロではなくボタンを使用した製品が多い。
もちろん通勤用や普段着用に、クライミング用途のレインウェアを着るのは自由です。
でも、実際に使ってみると袖が長くて着づらかったり、フードをかぶったら大きすぎて視界が確保できないなんて事になってしまい、結局着なくなりました‥‥と後悔される声もよく聞きます。



見た目の好みもあると思うけど
やっぱり用途に合ったデザインを選ぶと使いやすいよ。
生地の種類について
~ 2層と3層!? その違いは何?? ~
価格差に大きく影響するのが、使用している生地の違いです。
生地の違いについては、以下で説明する簡単なポイントさえ理解できればOK!
この情報を知っているだけで、粗悪なレインウェアを高値で購入してしまうというリスクを避ける事が出来ます!
皆さんから、よくこんな事を聞かれます。



やっぱり買うならGORE-TEX(ゴアテックス)がいいのかなぁ?
ゴアテックス信者の方、今でも本当に多いです。
GORE-TEX(ゴアテックス)について
確かに1969年に ボブ・ゴアがこのメンブレンを発明した功績は偉大です!!
外部からの水は通さずに内部の水蒸気は放出するという、当時は手品のような夢の生地!?
1976年にアウトドア向けウェアにはじめて使用されてから、ウェアの快適性は格段に進化しました。
当時は世の中にない発明だったので世間へのインパクトも大きく世界中で話題になりました。
そのため、GORE-TEX=防水という強烈なイメージが根付いたんですね。
でも今の時代、ゴアテックスだけが防水透湿性素材という時代ではありません。


各メーカー独自でレベルの高い防水透湿素材の生地を研究・開発出来る環境が整っているため、
GORE-TEXと同じような性能を持った素材はたくさんあり、選択肢は広がっています。
重要なのはメーカーよりも生地の違いを知ることです!!
レインウェアを探していると、2層とか3層とか聞いたことありませんか?
これは生地の構造が2枚の層で出来ているのか、3枚の層で出来ているのかを表しています。
この多層構造の違いにより、生地の耐久性や透湿性、価格差にも大きく差が出てくるのです。
2層(2レイヤー)の特徴
- 防水ファブリックの表地のみに生地を貼り合わせている構造
- しなやかで着心地が軽い
- 価格も安いが裏地のコーティングが剥離しやすい
- 裏地が傷ついてコーティングが剥がれると防水機能は失われる
3層(3レイヤー)の特徴
- 防水ファブリックの表地と裏地の両方に生地を貼り合わせた構造
- 防水生地をサンドイッチしているので、耐久性に優れている
- 裏地が効率的に汗を吸湿発散してくれるため常にドライな着心地を維持
- 裏地がついているので簡単に傷つくこともなく安心して使用できる
- 価格は高いが剥離しにくい



出来るだけわかりやすく、シンプルにまとめてみました。
レインウェア選びの参考にしてみて下さい。
注意点として、レインウェアの防水性は永久に続くものではありません。
使用頻度にもよりますが、僕の経験では3層でもしっかりメンテナンスして5年を目安にしています。
使用頻度が少なくメンテナンスもしっかりと続けている防水ウェアのなかには、10年以上使っているものもあります。
登山や自転車通勤などで使用頻度が高い2層レインウェアは、ゴアテックスでも1~2年で剥離してしまったなんて事もこれまで何度も経験してます。友人の山岳ガイドの中にも、使用頻度が高いレインウエアは消耗品と捉えて2層モデルを毎年買い替えて使用している人も多いですよ。
レインウェアの洗濯方法 ~自宅で簡単に洗えます~
残念ながら永久には続かない防水機能や撥水加工ですが、
メンテナンスをしっかりと行うことでウェアの寿命を2倍~3倍に伸ばすことは可能です。


レインウェアは少しのポイントさえ理解すればご家庭の洗濯機で簡単に洗えます!
洗い方こコツはこちらの記事で詳しく解説しています、ぜひ参考にしてみて下さい。


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